恵比寿で私服ノルマなしで楽に働けるバイト ?

相席屋も婚活アプリもいまにはじまったビジネスではなく昔からあるもの。

ですがイメージを一新してうまくターゲット層の拡大と取り込みに成功している現状です。そこに見られるビジネス戦略とターゲットの着眼点について独自に紹介します。

前回は、相席屋ラウンジについて紹介しました。

いまや全国各地にあるといわれている相席屋らしいのですが、このブームの理由のひとつは、まさにネーミングと店内の内装がいかがわしさ(?)を全く感じさせないことに成功したからではないかと思います。

相席屋みたいなコンセプトのお店は今にはじまったことでもなくけっこう以前からありました。

イメージ戦略

要は「入口をきれいに見せる」という戦略です。

というのも、例えばいまFacebook上でやたらと出会い系アプリの広告が平然とみられます。そこにもいかがわしさどころかむしろ婚活という名のもと堂々とホワイトカラーの大手企業が運営しているものばかりです。

一昔前だと“出会い系”というとどこかしらいい印象はなかったように見えます。

ですが、仕組みはほぼ全く同じといっていいこの婚活アプリはまるで転職求人サイトばりのイメージに置かれている気がします。

ナイトワーク?

これに近い状況がナイトワークにも見受けられます。

キャバクラはいやだという女性が選ぶナイトワーク(?)のひとつにラウンジというものがあります。

相席屋と同じ感じのシステムです。遊びにくる感覚でお店にいき一緒にお酒を飲む。ただ違うのは、時給なり給料がもらえるということです。

女の子からすれば、ドレスも着ないで私服だし、キャバクラのようにお酒をつくったり、タバコに火をつけたりしなくてよいから、キャバクラとは違うと。ただ、接客がなくとも飲み屋さんで対価をもらっている時点でキャバクラと同じではないか?という見方もできなくもない。

入口がきれい

ここでもちょっとした入口のイメージが大きく左右しているんだと思います。

じっさい、そのラウンジのお店は店内の内装も全然夜ぽくもなく、オシャレなレストラン風であったり、ロッジ風であったりします。

いわば入口のイメージです。バーカンターのスタッフこそいれど、キャバクラの黒服みたいな雰囲気ではなくバーのウエイターさんといった感じです。

いわばプライベートでちょっと誕生日会で利用しちゃうような豪華でオシャレなダイニングレストラン風な空間で、さらに私服でよくて、接客もしない訳ですから、女の子からすればそれはキャバクラとは全く違うものになっちゃう訳であります。

相席屋や婚活アプリ

このラウンジも、既存のものをちょっとしたアレンジを加えて、あたかも新しい別のものへと再生したものだといえるのかもしれません。

相席屋にしても、婚活アプリにしても、このラウンジにしても共通していえるのは、お金を払うのは男性であるが、ターゲットは女性であるということです。

通常、お金を払う=お客がターゲットである訳ですが、これらはみんな女性を中心にしたイメージづくり、内容ずくり、内装などお店(アプリ)づくりになっているのです。

たとえば、恵比寿にあるチケッツというラウンジの記事があります。このお店、女性からも男性からも大人気のお店で、すごいのは、企業のお祝いパーティーやレセプション、結婚式の二次会などにも利用されている点です。(恵比寿チケッツの店舗案内)

いわば、夜と昼の垣根をなくしています。このチケッツのみならず、ラウンジ自体がオシャレでデザインルームみたいな内装が多いみたいです。

たとえば西麻布のラウンジも夜ぽくないオシャレなカフェやアートギャラリー風な店内みたいなお店ばかりとのことです。

例えば、西麻布ディグリースというお店はペントハウス調のオシャレ空間です。

オシャレですよねほんと。このお店の系列店もみんなデザイン性の高い内装です。昼の感じと夜の感じの垣根を感じさせない空間です。イメージ戦力は大事だなと感じさせるいい例です。系列店もこんな感じです。レトルフというお店ですが、こちらは雰囲気もちょっと変わり、海外高級ホテルのロビーのような感じです。(西麻布レトルフの店舗案内)

まとめ

とある記事でこういう内容が書かれているものがあり、印象的だったのを覚えています。“商売に、もはやゼロから生まれる新しい発明はないに近い。今まであるものを足したり、引いたり割ったり掛けたりしてつくっていくだけだ”という内容でした。

一周してまた流行るとはいいますが、そこにはなにかが足されてなにかが引かれているだけなのかもしれませんね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です