会員制ラウンジの内装空間はそこらのカフェよりもデザイン性が高い

いまの常識も少し前までは非常識だったということもビジネスのうえで往々にあります。

今回はラウンジをテーマにその内容を独自に分析します。

固定観念にとらわれない冒険が必要と感じさせる、ラウンジのとあるグループを例にとりあげて書きたいと思います。

内装はお店の個性

ラウンジと聞くと、なにかしらスナックやキャバクラみたいな絵をイメージしていましたが、意外といま流行っているラウンジというものは全然夜ぽさが感じれない空間となっているのです。

なぜそんなことをわざわざとりあげるのか?というと、そのフロアづくりや内装にめちゃめちゃお金をかけて、世界的に活躍しているようなアートデザイナーに依頼とかをしているというレベルに正直驚いたからです。

恵比寿にあるインタイトルというラウンジは、女優の大地真央さんの旦那さん(世界をまたにかけて大活躍している一流デザイナー)が手がけたとのことです。

ダイニングレストランなどの飲食店やキャバクラにしても一見豪華な内装にみせても、実ははりぼてであったり、素材は安価なもの、というコスパがふつうでありました。

それはビジネスのうえで至極当然のことで、予算を少しでも抑えることが企業努力、強いては商売としての才覚のひとつでもあります。

見えないところにもお金をかける

ですが、西麻布や恵比寿を中心に流行っているラウンジは、むしろそこに価値は見出だしていないかのごとく、お金をかけます。

分かる人に分かりさえすればいい。くらいの堂々ささえ感じます。

そんなにお金をかけているのに

そしてラウンジに共通していえるのが、そんなにお金をかけているのにコテコテにお金かけている感は出さずにデザイン性やオシャレ性に富んでいます。大金持ちほど派手にしないというフレーズを聞いたことがありますが、まさにそんな感じといえます。

前回紹介した恵比寿のガストンというお店がまさにそのいい例のひとつです。そしてこのお店の系列のお店すべてがあてはまるのです。

オンリーワンのスタイルをつくったからこそ

このラウンジというビジネスモデルを作ったといわれるのが、この系列グループといわれているのを知り、そこにいま流行りの婚活アプリや相席屋との共通性を感じさせます。従来のイメージ、固定観念をかえた点です。

いまではラウンジはオシャレでデザインルームみたいな内装が当たり前となっているのかもしれませんが、そこにはそのレトルフグループの先見の明と冒険があったのです。

個性もだす

そして印象に残るように、店舗によってがらりと雰囲気を変えていいます。

たとえば、西麻布にあるディグリーズというお店はペントハウスのような空間で、しかもロフトのようにフロアを階段で3層をいったりきたり出来るつくりが特徴です。3層どれもがアート個展のようなフロアです。

そして雰囲気をいっきに変え、恵比寿にあるヴァレラは、暖炉が似合うようなコテージ風な空間です。

ウッド調のやわらかい感じが恵比寿の空気感を読んでいる感じさえ見えます。

と思いきや、西麻布レトルフのようにラグジュアリー感のある内装のお店もあえてあります。あえてそれを選んでるのだろうなと感じれるほど、系列のお店がぜんぶ個性ある空間になっているのです。

ラグジュアリーであるのに、そこにいやらしさは全く感じさせないのです。コンクリートうちっぱなしの壁面やさりげない観葉植物やらがモダンさを演出しています。

いまの当たり前は、

今回ラウンジをテーマにして、イメージの重要さとそれに対するこだわりについて書きました。

いまでは当たり前となっていることも、少し前までは非常識だったのかもしれません。そこには先駆者ならではの冒険と試行錯誤の発想があったといえるでしょう。

消費者の目が肥え続けているいま、そしてこの先においてはなおさら、これをすれば儲かる。これを真似すれば儲かる。はまったく通用しないのだと感じさせるいい例として、同グループのお店づくりについて紹介してみました。

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